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映画「メイジーの瞳」の紹介

今回は私のおすすめの映画をご紹介します。ヒューマンドラマ系の映画好きの方、感動系、感動させられる系の映画をお探しの方に特におすすめです! 大人と子どもの間の立場から、家族について考えてみませんか?

今回は私が最近見た中で一番おすすめの映画をご紹介します。

メイジーの瞳は2014年1月31日に公開したアメリカの「What Maisie Knew」という映画です。
「両親が離婚することになったメイジーという6歳の女の子は親権の関係上、10日おきに母親と父親の家を行き来することになった。しかし、両親とも自分の都合を理由にメイジーをないがしろにする。メイジーの世話をそれぞれの再婚相手に任せっきりになり、その再婚相手2人とメイジーの3人で過ごす時間が増えていく。」というストーリーになっています。結末ははっきりとしておらず、視聴者の想像任せる形になっています。

学生というこの映画にはでてこない中間の立場だからこそわかる登場人物の気持ちがたくさんあります。
感動系・考えさせられる系を見たい人にはおすすめです。

メイジーの表情


この映画の一番注目してほしいところは、主役のメイジーの表情です。

この作品はメイジーの視点からすべてが描かれています。
メイジーは、たくさんの大人の事情で振り回されていきます。両親の離婚や急な再婚、そして父親の再婚相手が元自分のベビーシッターであったり、また、学校のお迎えに来るはずの親が来ない、お迎えに知らない再婚相手来るなどなど子どもからしたら、わけのわからないことがメイジーの周りでたくさん起こっています。
それにも関わらず、メイジーは1つも文句を言いません。全てを飲み込んで、親が遠くに出張に行って、自分は置いてかれることも最終的にはうなずきます。親の望んでいる通りの表情を親には見せます。しかし、メイジーの表情はどこか感情のこもっていない感じがします。本当は思っていないのに、親に迷惑をかけないように、笑っていたりと、辛さが見ている私たちにもひしひし伝わってきます。

さらに、この役を演じているのは当時7歳くらいの女の子で、こんなに小さい子が芝居でこんな表情ができるということにも驚きです。

大人の事情


メイジーを振り回す大人たちにも注目です。

というのも、今現在学生という、大人と子供の立場にいるからこそ、なんとなくでもわかる大人の事情があり、この映画に出てくる大人の気持ちも多少はわかるからです。親の義務であっても仕事が忙しくて、子どもの面倒を見きれないということは、どの家庭でもあり得ることだと思います。
しかし、そこで人をうまく頼ったりしながら、子どもと付き合っていかなければならないのだと思いますが、メイジーの親はそれができなかった、人の頼り方を間違えてしまっています。そのような面は逆に反面教師として、将来そのようになってしまわないようにという視点から見ることができます。

また、再婚相手の2人は他人の子ども押し付けられた互いの境遇や、そんな大人たちに振り回されるメイジーを見て、心を痛め、自分たちでメイジーの両親から離れ、メイジーを育てていこうとします。
実際に自分がその再婚相手の2人の立場でもそのようにしたくなるなと思いました。

大人の事情も理解できる年齢であるからこそわかる大人の事情と、それでも絶対にやってはいけないなということであったり、大人の態度から色々なことを考えさせられます。

本当の家族とは

メイジーが血のつながった両親に出会う度に駆け寄っていく姿から親を愛しているように見えます。しかし、再婚相手2人がメイジーと3人で楽しそうに過ごしている姿にも、そこにメイジーの真の笑顔があるのかなとも読み取ることができます。

血のつながりが家族なのか、愛し合っているのが家族なのか、子どものために時間を取れるのが家族なのかと考えさせられます。

子どもは親にどんなひどいことをされても、その親を嫌いにはならないということも、血のつながりは関係なく本当に愛してくれる人と家族になりたくなるということも、両方の説をよく聞きますが、この映画を見て正直どっちもあるなと私は感じました。

この映画の色々な人のレビューを見て気づいたのですが、結末があいまいということから、人それぞれ捉え方が異なります。これをみて、自分なりの家族の形の考えを持ってほしいなと思いました。

まとめ

メイジーの瞳の紹介はいかがだったでしょうか。

メイジーの置かれている状況や、そのほかの登場人物の思いに感動もしますし、さまざまなことを考えさせられる映画です。

感動系の映画や考えさせられる系の映画を見たいという人にとてもおすすめです。
また、単純にメイジー役の子がかわいいのでそこにも注目です!

また、洋画なので英語の勉強にもなるので、ぜひ見てみてください!