ISR Media

都会のオアシス 小石川植物園

通称小石川植物園として親しまれている東京大学の研究所。自然の中で散歩やお花見ピクニックでも楽しむことができる都会のオアシス。東京ドームおよそ3個分を超える園内の敷地いっぱいに自然が広がっている。そんな小石川植物園の魅力を皆さんにお届けします。

東京都文京区在住大学1年ユウナです。進学のために上京してきました。
コロナ禍での経営が苦しい飲食店を支えたいという思い、文京区白山の魅力を知って欲しいという思いで情報発信をしています。

今回は自然が足りていない皆さんに向けて植物園をご紹介します。

通称小石川植物園として親しまれている東京大学大学院理学系研究科附属植物園。植物学の研究や教育を目的とする東京大学の教育実習施設で一般開放されているため誰でも入園することができます。2012年には国の史跡及名勝に指定される。春にはソメイヨシノが咲き、秋にはカエデ並木が色付きます。日本庭園などもあるなど東京ドームおよそ3個ほどの敷地いっぱいに自然が広がっています。

三つのポイントと共に小石川植物園の魅力をお伝えしていきます。

季節を味わいたい人のために

 

白山地域を散歩していた時に見つけた植物園。ずっと長く続く塀をみてこれはなんだろうと思っていたところ入り口を発見しました。子連れのお母さんたちが乗るママチャリが多く駐輪場に止まっており、歩いてきた老夫婦も植物園に入っていきました。

そもそも植物園があることを知らなかったし、植物園は博物館や美術館のように専門性に長けている方々の行き場だと思っていたため少し抵抗がありました。しかし、駐輪場に泊まっていたママチャリをみて私でも入っていいのかもと思い、その日白山周辺の飲食店でお昼ご飯を約束していた友人と一緒に行きました。

入園料の500円を払うといざ冒険がスタートです。

広く開けた道があり、両脇にはもうすでに木が生えていました。名札を見ても何が優れていて、どのくらい珍しい木なのかもよく分からなかったため少し不安になりましたが道を辿っていくと大きい広場に出ました。そこでは子供が走り回ったり、お母さん同士がお話ししてちょっとしたピクニックを楽しんでいました。

春になったら満開の桜が楽しめることを想像すると、とても春が待ち遠しくなりました。

 

研究者じゃないけど楽しい

 

現在は2月なので花はまだそんなに咲いていませんが梅が咲いているのを見て少しながら春の訪れを感じました。私がわかる範囲だと他は椿くらいでしたが、花の名前を覚えたり、覚えた花を道端で見つけると嬉しくなります。

ずっと道を辿って出た広場の先にニュートンのリンゴとメンデルのぶどうという看板を見つけました。高校時代の理科で習ったこと、皆さん覚えていますか?ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を発見したという話は有名ですね。また、メンデルは優性とか劣性とかの話で覚えていますが、遺伝学の基礎を気づいた研究者として有名です。いずれの木も分株ですが、外国の研究所から送られてきた由緒ある木です。誰でも知るニュートンやメンデルに触れることが自分の住む近くの植物園でできるのはとても驚きました。

それらの木がある近くには温室と冷室があり、絶滅危惧種やいろんな国から集まってきた植物たちが展示されていました。

その中でも面白いと感じた植物はミッキーマウスツリーという南アフリカ原産の木です。誰もが知るあのミッキーマウスに似た赤いはなに黒い身をつけた木があります。名前を見たとき思わず笑ってしまいました。これってなんだろうとか面白いねってだけの視点でしたが、研究者ではない私たちも楽しむことができました。

 

自然に飢えた人のためのオアシス

いつの時代でも人間が生きていく中で必要な酸素を作り出すために植物の存在は欠かせません。私は山形県米沢市という周りが山だらけの盆地で過ごしました。米沢市は自然が多く四季が豊かです。東京に来て感じたことはたくさんありますが、寂しさを感じるのは知り合いと自然が少ないことです。知り合いと自然には相関関係があるかというとないと思いますが、スーパーに行ったり散歩しているだけで知り合いに会うという地元の当たり前からしたら、東京での暮らしは寂しさを感じます。

自然に関しては、文京区だと街路樹としてイチョウの木がたくさん植えてあるため、秋になったら道が黄色く鮮やかでしたが冬になったら樹々は枯れてしまいます。雪がないため過ごしやすいですが、雪がない冬は生きていて初めてでクリスマスに雪がないのも不思議な経験でした。冬をいまだに実感していません。

小石川植物園には木や花がたくさん飢えてあり、春になったら桜が咲き、秋になればかえで並木を見ることができるようです。すでに2月現在では梅の花が咲いていたため、冬なのか、立春がさったから春なのか分からない状況でしたが、花を見ることでやっと春の訪れを感じることができました。

街には緑が少ないため、小石川植物園は自然を感じるためのオアシスだなと思いました。

まとめ

お年寄りから子供まですべての人が全身で自然を感じ、いろんな発見ができる植物園は最高な学び場だと思いました。

自然に飢えた地方出身の方や花を見たい人、勉強したい人、ピクニックを楽しみたい人、すべての人が気軽に楽しめる場所がご紹介した小石川植物園です。

散歩がてら行ってみてはいかがでしょうか。

小石川植物園
〒112-0001
東京都文京区白山3丁目-7-1

https://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/

 

白山や文京区についての情報発信をしています。
twitter随時更新中です!覗いてみてください。
https://twitter.com/Yuunaisr