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最高な暇の潰し方とコーヒー克服方法 JAZZ喫茶映画館

白山駅裏にすぐあるJAZZ喫茶映画館。「映画館」と書かれた看板が通行人の目を奪います。秘密基地のような映画館の空間は皆さんに最高な時間を提供してくれます。そんな映画館の魅力を皆さんにお届けします。

東京都文京区在住大学1年ユウナです。進学のために上京してきました。
コロナ禍での経営が苦しい飲食店を支えたいという思い、文京区白山の魅力を知って欲しいという思いで情報発信をしています。

記念すべき一つ目の記事には私がすっかり惚れ込んでしまった喫茶店についてご紹介します。

JAZZ喫茶映画館は白山駅を出た裏にすぐ30秒のところあります。映画館と書かれた看板横の階段を降りたところにあるお店は異質なオーラを放っています。店内は薄暗く、映画や写真ジャズに関する資料などが多く置いてあるため秘密基地のような空間になっています。600円前後でコーヒーやソーダ、アルコールを楽しむことができます。

今回は三つのポイントと共にJAZZ喫茶映画館の魅力をお伝えしていきます。

サイフォンで入れたコーヒー

コーヒーを入れる方法を皆さんはいくつ知っているでしょうか。

大きく分けて10種類もあるそうです。

紙製のフィルターに粉末状になったコーヒーを入れ、上からお湯を注ぐという方法のペーパードリップやお湯をそのまま注ぐだけで簡単に作れるインスタントコーヒーがオーソドックスで誰もが知るコーヒーの入れ方だと思います。珍しいことで言えば時間をかけてじっくり抽出する方法のウォータードリップなどがあります。

喫茶店に行ったことで初めて知ったのがサイフォンを使った方法です。

小中学生の時、理科室に置いてあるフラスコのような見た目のサイフォンは、なんだか私をワクワクさせました。実際に調べてみるとフラスコのようなではなくてフラスコとアルコールランプという名称でサイフォンの仕組みは説明されています。時間も手間もかかってしまうためサイフォンを使って入れたコーヒーを飲むことができる場所も減ってきているようです。

私は大学生になってから様々な場面でコーヒーを飲むようになりました。少し苦手意識があり、喫茶店などへ行く度に紅茶を頼むという罪悪感がありました。しかし、映画館にてフラスコを目にした時飲むしかないと思いました。手間がかかっていることも十分わかった上で飲んでみたコーヒーは格別でした。克服は何も耐えることだけではなくてそこに価値と意味を見出すことによって可能なのだと気づくことができました。

マスターの世界観が溢れ出る店内

今の時期(2月)だと日が暮れるのも早く、建物が多くて背の高い東京の街はすぐに暗くなっていきます。開店時間の4時にようやくなり、ワクワクしつつも少し不安を抱きながら映画館に向かいました。

入る前から趣のある映画館。いざ扉を開けてみるとジャズが鳴り響き、そこはまるで秘密基地でした。ジャズのCDやレコード、スピーカーなどが置いてあり、映画館という名前の通り映画のポスターが壁には貼られ、棚には資料が敷き詰めてありました。薄暗くて外の世界と空間を経っているようで、不思議と落ち着き、時間を忘れさせてくれます。

フィルムカメラが置いてあったり、写真集も置いてありました。私は写真が好きなのでマスターに聞いてみるとピュリツァー賞受賞写真集を貸していただくことに。私の今までや多くの人が行っていたであろう、安価で飲み物を頼めて軽食を取るようなカフェとは全く違った空間です。

マスターの世界観にどっぷり浸かることができます。

一人もいいけどやっぱり誰か連れて行きたくなる

映画館という看板が人目を引きます。私もその文字と看板に目を奪われて必ず行こうと決めていました。友人を誘って行ってみたいと思ったものの大学生になってからできた友人は映画館のある文京区白山に到着するまで時間がかかります。また、私は自転車で動ける範囲ですが友人は電車を乗り継ぎ人混みに揉まれながら来ないといけないので、この際一人で行こうと思い映画館へ行きました。秘密基地のような閉鎖的で時間がゆっくり流れていくのがあまりにも心地良くて、やっぱり誰か誘いたいなという気持ちもありつつも一人でなんとなく得意げになりながら閉店時間までコーヒーを楽しみました。

その後、やっぱりこの良さを知って欲しくて友人を誘い映画館へ行きました。友人に会うのさえ久しぶりだし、人と話すとはこんなに楽しいのかと思いました。コロナの感染を配慮した上で今までオンラインのみでのコミュニケーションをとってきた友人達だったので、全然お互いのことを知らなかったのだと改めて気づきました。

もう一つ気づいたのは空間を共有することの価値です。信頼関係を構築するには効率だけじゃなくって同じ空間にいて景色とか匂いとか全部を共有してなんとなく一緒に過ごすことが大切なのだと気づくことができました。

まとめ

看板を一目見た時から心惹かれ勇気を出して入ってみたJAZZ喫茶映画館は私にとって特別でした。サイフォンで入れたコーヒーぜひ飲んでみてください。また、マスターが素敵なジャズをかけてくれます。お店で過ごす時間はきっと最高の暇つぶしになるでしょう。ぜひ訪れてみてください。

JAZZ喫茶映画館
〒112-0001 東京都文京区白山5丁目33−19